インターネットでざっと調べただけでも、数十アイテム以上ありますので、これらから本当にいいものを手に入れるのはなかなか困難かと思います。
①歴史 ②口コミ ③知名度 ④原料 ⑤製法
これらを総合的に見て判断していきましょう。
※万田酵素や玄米酵素(ハイゲンキ)、新谷酵素などはカテゴリーが違うので別記します。
歴史
私の知る限り、なんといっても酵素飲料のパイオニアは、創製から90年以上とされる「大高酵素」でしょう。この流れを汲んでいるのが「大和酵素」や「暁酵素」です。これらメーカーは技術を継承しているため、原料や製法がよく似ています。さらに同じ流れは、「ケルプ研究所」が続きます。
「万田酵素」はもともと元禄時代からの酒の蔵元で、発酵のプロです。昭和59年に最初の酵素製品を発売しています。
「野草酵素」の歴史は浅く、会社設立が平成12年12月となっており、通販系で伸びた会社ですね。
最近では、大手製薬メーカーや酒造メーカーなどが酵素飲料の製造を手がけてきました。一昔前はマイナーだった酵素飲料の世界は、今や健康産業の定番化となりました。
口コミ
決して「酵素」「口コミ」などでヒットした商品情報を鵜呑みにしないででください。このほとんどが、商品紹介で利益を得ているアフィリエイト系のサイトです。中にはまじめなものもあるとは思いますが・・・。
知名度
有名なのは「万田酵素」、昔からある「大高酵素」、新聞紙面でよく見かける「野草酵素」でしょうか。ネットで検索すると、「お嬢様酵素」「ベジライフ酵素液」「ベルタ酵素ドリンク」等々いろいろな酵素飲料があり、正直検証したわけではないので、どれがいいかはわかりません。
原料
成分ではなく、原料として何が使われているかをよく確認してください。植物発酵なのに、植物名が記載されていないのは、すでに出来合いの配合原料を一部添加したということです。ブドウ糖や果糖を加えたり、発酵のプロセスを経ない???なものも多いです。
原料表記の順番は配合の多さと比例しますのでそこもよく見てください。
製法
①すでに出来上がり済みの原料を添加し合成してつくられたもの。
※保存料が含まれている場合が多く賞味期限も短いです。
②培養的に無菌化して発酵菌を添加させたもの。
③発酵菌を使わず自然発酵させたもの。
コスパなどもあるので、一概にどれがいいとは言い難いですが、個人的には微生物どうしが切磋琢磨しパワーアップした、①自然発酵がいいと思います。
注意すべき商品
明らかに発酵主体ではなく、果糖ブドウ糖液に出来合いの植物発酵液を添加したものがイメージよく販売されています。
酵素飲料は発酵における、抗酸化物質や腸内環境改善因子、菌体成分などの代謝産物が重要です。よーーーく、製法や原料などの内容を確かめてください。まがいものの変な商品がたくさんあるのは事実です。
特に、派手な感じでイメージで販売の訴求が強すぎるものは、注意する必要があります。
また、一見違う商品でも、同じ製造元のPB商品かもしれませんからね。
ポイント
きちんと、生産履歴がわかる商品を購入するために、いつ、どこで、誰が、どんな風につくり、どう管理されているかを確認してみてくださいね。ネット情報だけでなく、直接カスタマーに問い合わせてみるのもよいでしょう!「おたくの工場どこにあり、見学できますか?」みたいな。

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